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「マタタビ」の不思議
豊前市
2010年07月20日
105
ポイント
ヒサノスケ
初夏の山野に分け入ると、緑が深い山の斜面などで、つる状の潅木がまわりの樹木に巻きつきながら生い茂っているところがあります。
このような場所で注意深く探すと、ところどころで緑の葉先が白く変色し、遠目に見ると白いペンキをこぼしたような茂みを見つけることが出来ます。これがマタタビの木です。
マタタビはこの時期に、梅の花に似た白い花を咲かせ結実します。
花が咲く時期だけ葉が白変し、その時期が過ぎれば自然に消えるそうですが、どうしてそうなるのか詳しいことは解かっていません。
マタタビという呼び名は、疲れた旅人がマタタビの実を食べたところ、元気が出て旅を続けることが出来た、という言い伝えによるそうです。
そのためマタタビは昔から強精薬と考えられていますが、薬効は科学的には証明されてないそうです。
果実は画像のように、一本の枝に二種類の形状の実がついていて、あまり見かけたことがない不思議な実のつき方です。
正常な果実は長く尖っていますが、開花の時期に「マタタビノアブラムシ」という昆虫が卵を産み付けると虫こぶ状の果実になり、特に虫こぶ状のものを「木天蓼(もくてんりょう)」と言って、漢方薬として冷え症や神経痛などの治療に用いられるそうです。
「猫にマタタビ」という諺のように、マタタビは猫の大好物だといわれていますが、百科事典などによると、マタタビには「マタタビラクトン」という猫が好む成分が含まれているとのことです。
試しに猫に与えてみましたが、それぞれ猫によって反応の仕方が大分違うようです。まったく反応しない猫もいましたが、おおかたの猫は興味を持って近寄ってきて、においを嗅いだりしていました。
豊前地方の道の駅や直売所などでは、地元の山野で採集したマタタビを乾燥し、袋詰めして販売していますので、手軽に手に入れることが出来ます。
皆さんもマイ猫へのプレゼントにいかがでしょうか?
撮影日:2010.7.17
画像メイン:マタタビの果実。秋に熟してもう少し黄色になります。
〃 サブ左と中:6月から7月にかけて白く変色したマタタビの葉
〃 サブ右:マタタビを与えた猫の様子。無視した猫もいました。
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