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雄大なスケールの伊良原ダムがもたらすもの

2017年12月04日

みやこ町の祓川上流に建設された壮大なスケールの伊良原ダム。
この事業によって伊良原地区は大きく様変わりしました。

平成29年度京築地域ディレクター会のみやこ町散策は、ダム建設に伴う伊良原地区の取り組みに
スポットを当て、出来上がった施設や史跡を巡りました。

今年度末に完成予定の伊良原ダムは、外郭がほぼ完成し、10月26日から試験湛水を
始めています。
湖底に少しづつ水が溜まる様子を、ダム堤頂部の天端橋梁から見下ろしました。

81.3mの高所からの眺めは素晴らしく、湖面の時折りさざ波が立つ青い広がりは、
いつまでも見飽きません。
遠望の山並みも感動的で、いま風のインスタ映えする画像として、
上空にドローンを飛ばしたように映っています。

湖底に沈む伊良原小学校と中学校の建て替えは、世界的建築家である安藤忠雄氏の設計に
よるものです。
小中一貫校として斬新なデザインに変身した「みやこ伊良原学園」は、
26名の生徒で昨年スタートしています。

玄関を入ると、皆が集まるホールの中央に吹き抜けの空間があり、
そこから見上げると青空に雲が流れる様子が快適です。

随所に三角形を基調にした設計がなされ、
校舎というより芸術的な建造物となっています。
この環境の中で学ぶ子供たちは、将来並みでない発想を展開するに違いありません。

伊良原の観光スポットとして整備された鷹窟権現は、英彦山修験道の一端になる文化史跡で、
地元の人たちに祭祀が引き継がれています。
林道から続く石段を息を切らせながら上ると窟付近には霊気が漂い、
岩の間から清水が湧き出して修験道の行場を実感させます。

かっては鬱蒼とした木立に囲まれていた社殿付近も樹木が伐採され、
公園として整備された斜面には桜が植樹されています。

伊良原古賀団地は、ダムに沈んだ民家のため山腹を切り開いて新しく造成した団地で、
町営住宅、神社、お寺、診療所、役場支所、郵便局、農協ストアなどが揃って、
小さいながら独立した生活集落を形成しています。

昭和49年に実施計画調査が採択され、ようやく完成した伊良原ダム。
過疎化が進む伊良原地区が観光スポットとなり、賑わいを呼んでほしいと思っています。

撮影日:2017.12.3

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ヒサノスケ
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