2018年04月15日
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「田行事」が終わると山伏姿で4人が「長刀」を使って
舞を披露しました。勇敢でどこか神聖な儀式のように
感じられます。刃先には玉串にも使った木の葉がつけられて
いました。
続いて「鉞(まさかり)」は刃の部分だけでも見ていて
かなりの重厚感があります。軽やかに次々と廻す姿は
とてもハラハラしました。
最後に、ここ松尾山でしか伝承されていない「色衆楽」と
呼ばれる「田楽」の踊りがあります。
太鼓役が2名胸に太鼓を抱え短いバチで叩き
短冊状に作った独特な音を奏でる(ビンササラと言われる
ようです。)楽器を4人、合わせて6人で笛の音色に合わせて
踊ります。良い米が出来るように五穀豊穣を願うものなんでしょうか。
こうして松尾山のお田植え祭の行事は終わりました。
ここの松会を見るのは実に5年ぶりです。
一時は過疎化の影響で氏子も減り、伝承が危ぶまれた祭事ですが
地域の人たちのたゆまない日ごろの努力を感じざるをえません。
これからも末永く続きますように。
気がつけば天気も崩れることなく最後まで楽しませてもらいました。
神様、ありがとうございました。