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素戔嗚尊のお面の製作の様子です。

2019年01月15日

先日、三原 肇晃先生より製作中の素戔嗚尊のお面を拝見させて頂きました。

素戔嗚尊のお面はとても古く、半世紀以上も前から刀傷により鼻が大きく欠けています。
修復して使うという手もありましたが、修復はせず、このまま昔の彩色を残しておきたいという思いが皆ありましたので、写しを製作していただけることになり、本当にありがたいです。

今日は制作の様子も少しご紹介させて頂きます。
素戔嗚尊のお面は良質な木曽檜が使用されています。
木曽檜は、主に能面や仏像に使われており、彫りやすく加工性と耐久性に優れています。

桐材は軽いので、大きな面で使用され、耐久性の面で檜に劣りますので下地をしっかり作る必要があるそうです。
神楽面は昔は、神社などのご神木を使ってお面を作られていたそうですので、お面そのものが神様であるということ。
今でも地域によって続けられています。

素戔嗚尊のお面は採寸から型紙を起こして見ると、左右非対称で複雑な造形だと。
計算された表情なのか、大雑把な作りであるのか。彫刻する事で、昔の匠の心を身近に感じたいと先生はおっしゃっていました。

彫刻を終えた2つのお面、つけ心地を確認し、どちらも素晴らしく、より強く感じる表情、優しさを感じる表情、決め難いですが今回も選ばせて頂きました。

その後、彫刻を終えた素戔嗚尊のヤニ抜き工程が行われました。

檜はヤニが出やすく彩色後に表面に滲む事があるということで、アルコールに数日浸した後に熱湯でヤニを抜くそうです。
なんだか、勇ましい表情がより生々しく感じます。

三原先生は、いつも制作の前に祝詞をあげ、祓い清めをされてから制作に入るそうです。
実体験や三原先生の思いをお聞きして、お面には本当に魂が宿っているということを強く感じ、今まで以上に大切にしていきたいと思いました。

素戔嗚尊のお面も完成が楽しみですね(^-^)

-神降りて

刃先に宿り

あなたの意志を

私は引き継ぐ-
三原先生より

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岩屋神楽講(国指定重要無形民俗文化財)
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