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郷土の山018019020(祓川の水源・鷹ノ巣山の三峰〔後半〕)

2019年02月21日

■場所:三ノ鷹巣山(福岡県京都郡みやこ町犀川帆柱字鷹ノ巣、田川郡添田町、大分県中津市山国町)〔旧豊前国仲津郡、田川郡、下毛郡の郡境〕

■英彦山の東側に位置する鷹ノ巣山。縦走した際の写真のうち、京築地域の最南端で、郡境・県境にあたる東側の峰、三ノ鷹巣山と周辺景観。

■鷹ノ巣山の山名は、鷹が住んでいるとの伝承に由来するのだとか。鷹は英彦山の神様につかえる神鳥とされ、大自然の生物の象徴的存在。鷹は開山伝承など、いくつかの伝承中にも登場。

■鷹ノ巣山西側には、薬師五坊という修行拠点の石垣跡などがあり、彦山四十九窟のうち、第六の鷹巣窟は薬師如来を本尊としていたといわれます。坊付近の国道500号線横に薬師地蔵が祀られています。

■写真1(三ノ鷹巣山山頂。西側の尾根より望む。二ノ鷹巣山と三ノ鷹巣山は、険しい岩場がつづき、注意を要するルート。)

■写真2(鷹ノ巣山の西側の景色。英彦山北岳や一ノ鷹巣山方面。三ノ鷹巣山山頂からやや南東に下ったあたりの尾根より望む。

山岳信仰の霊峰・英彦山の主神は、天照大御神の御子である天之忍穂耳命〔あめのおしほみみのみこと〕。北岳(標高1192メートル)に祀られています。

太陽や水の恵みによって営まれている農業の守護神として、古くより崇められてきた、稲穂の神。五穀豊穣や農耕の守護神。

英彦山の頂は中岳(上宮鎮座。標高1188.2メートル)、南岳(英彦山の山頂部。豊前国の最高峰。標高1199.6メートル)、北岳(標高1192メートル)の三峰にわかれていますが、北岳が三峰の祭祀の中心とされている場所。)

■写真3(鷹ノ巣山の東側の景色。野峠や犬ヶ岳方面。福岡県大分県の県境稜線周辺。三ノ鷹巣山南東側斜面より。英彦山山系は、祓川、今川、山国川など、多くの河川が様々な地域へと流れ出ている水源地。)

■写真4(三ノ鷹巣山山頂。標高約990メートル。京築地域の最南端〔みやこ町の最南端〕の山頂部。)

■参考文献:田川郷土研究会編『増補英彦山』葦書房1978年発行、添田町役場編『英彦山を探る』葦書房1986年発行、長野覺『英彦山修験道の歴史地理学的研究』名著出版1987年発行、高千穂秀敏・長嶺正秀『新版英彦山神宮小史』英彦山神宮社務所2017年発行

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